鏡開き(かがみひらき)とは、年中行事のひとつです。
鏡開きの由来
正月の間に神様にお供えした鏡餅を、松の内(一般には1月7日)が明けた正月11日に、槌(つち)で割って食すことから、正月にひと区切りを付けることとなり、「仕事初め」を意味する行事となりました。
もとは武家の風習であったため、お餅を刃物で切るのは切腹を連想されるので避けられます。
鏡は「円満」を、開くは「末広がり」を意味します。
「割る」という言葉は縁起が悪いため、「開く」を用いて「鏡開き」となりました。
かつては1月20日に行っていましたが、徳川家光の命日が4月20日であったため、月命日の20日を避け11日に行うようになりました。
また、現在では「鏡餅」自体が略式化され、外見は鏡餅のプラスティックケースに、あらかじめ小分けになったお餅を袋詰めにした物が主流となりつつあります。
本来の意味での「鏡開き」の風習は少なくなってきました。
ちなみに、めでたい席などで酒樽の蓋(ふた)を割ることも「鏡開き」と言いますが、これは酒樽の蓋を酒屋で「鏡」と呼んでいたことに由来します。
本日は鏡開きにちなんで、鏡餅のイラストをご紹介します。
◆ 鏡餅のイラスト ◆
【サイズ】986pixel × 1456pixel / 10cm × 14.8cm(250dpi)
【ファイルサイズ】60 KB
【作者】津田千佳