今日は8月16日。お盆も終わりです。
お盆の間にお迎えしていた故人の魂を、あちらの世界へと送り出すために送り火を焚きます。
京都で行われている 『 五山の送り火 』 の行事が有名ですね。
京都の5つの山々でそれぞれ、
「大の字(如意ヶ嶽)」
「妙法の字(松ヶ崎・西山、東山)」
「船の形(西賀茂船山)」
「左の大の字(大北山)」
「鳥居の形(曼陀羅山)」 の送り火が灯されます。
また、送り火には川へ灯籠(とうろう)を流す地域もあります。
この送り火を見ていると、どこか物寂しげに感じます。
故人があちらの世界へと帰ってしまうので、お別れの儀式のイメージからかもしれません。
また、今は暑さがピークですが、暦の上では秋となり夏も折り返し。
これからの時季は朝夕がだんだんと涼しくなってくるので、 「 秋 」 の気配を感じ始め、
終わり行く夏を惜しむ気持ちからなのかも。
炎の灯りが演出する風景で、情緒ある特別な雰囲気があります。
また諸説では、夏の夜空を彩る打ち上げ花火も 「 送り火 」 の一環である、という考え方も存在するようです。
なるほど。
あんなに盛大に送り出してもらえれば、迷うことなく帰ることができそう。
ひょっとすると、故人も喜んでるかもしれません。
さて本日は、無料素材集から写真を紹介します。
いっぱいに並ぶ灯籠が、幻想的な1枚です。
◆ たくさんの灯籠が幻想的な写真(無料) ◆
【大きさ】 787px × 591px
【サイズ】 115KB